イングリッシュスプラッシュ校長のホームス泉です。私たちは札幌で25年以上にわたり、子供たちが英会話を楽しく学べる環境を提供してきました。
現代の技術力を以ってしても、オンライン英会話では、どうしても先生と身体の触れ合いができません。特に幼児や初等教育の段階では、身体を通して「楽しい」と感じ、英語を好きになるプロセスが重要です。そこで、本日は子供たちが英語を楽しく学べる「ゲーム性のあるアクティビティ」の有用性についてお話しします。
従来の英語の授業では、基本的な文法や表現を定着させるために、“Repeat after me.” と教師の発話をリピートしたり、フレーズ、センテンスの単語を別のものに置き換えて言わせてみたり、様々なシチュエーションを想定して質疑応答や宣言的な発話をさせる場面はよく見られます。しかし、この「パターン・プラクティス(文型練習)」は、英語を強制されると感じる子供たちにとってストレスや英語嫌いの原因となりかねます。
そこで、子供たちが「楽しい」と感じる「ゲーム性」を導入したアクティビティの有用性が主張されてきました。ゲームとして成立するためには、まず、「やっている本人が楽しい」ということが必要です。ゲームを通じて、楽しくない活動が楽しくなります。ゲームは、「練習」の部分を楽しくする方法なのです。
また、ただ楽しいだけではなく、ゲームの学習効果も学術的に認められています。知識には、「宣言的知識」と呼ばれる学校で学ぶような知識と、言葉では説明できないけれどやり方がわかる「手続き的知識」があります。特に、聞けるようになること、話せるようになることは手続き的知識なので、繰り返しやりながら無意識に覚えていく方法としては、ゲームは効果的だと思います。