こんにちは、札幌の子供向け英会話スクール、イングリッシュスプラッシュ校長のホームス泉です。私たちは25年以上にわたり、札幌の子供たちに最高の英会話教育を提供してきました。今日は、非認知能力という重要なテーマについてお話しします。
非認知能力とは、テストで測ることができる認知能力とは異なる、数値化できない能力のことを指します。しかし、その重要性についてはしばしば疑問が投げかけられます。そこで今回は、非認知能力が注目され始めた経緯についてご紹介します。
ノーベル経済学賞受賞者の研究から見る非認知能力の重要性
非認知能力が注目されるきっかけとなったのは、ノーベル経済学賞受賞者のジェームズ・ベックマン教授が行った「ペリー幼稚園プログラム」の研究です。この研究は、子供の将来(年収や雇用、持ち家率など)に影響を与えるのは、IQなどの認知能力ではなく、意欲や忍耐力、自制心などの「非認知能力」であることを示しました。
ペリー幼稚園プログラムと非認知能力の重要性
「ペリー幼稚園プログラム」は、1960年代から開始された40年以上にわたる追跡調査です。このプログラムでは、3~4歳の子供たちに対して、特別な教育プログラムが施されました。その結果、プログラムを受けた子供たちは、高校卒業率が高く、持ち家率が高く、所得が高く、逮捕率が低いという特徴が見られました。
しかし、興味深いことに、プログラムを受けた子供たちのIQは、小学校入学後に他の子供たちとの差が縮まり、8歳前後で差がなくなりました。これは、IQだけではなく、非認知能力が子供の将来に大きな影響を与えることを示しています。